Web アプリケーションに対するハッシュ衝突攻撃 (Hash Collision Attack)(Scan Tech Report)
Web アプリケーションで使用されるプログラミング言語および Web アプリケーションフレームワークには、ハッシュテーブルの処理に起因してサービス運用妨害 (DoS) が発生する脆弱性が存在します。
脆弱性と脅威
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1.概要 Web アプリケーションで使用されるプログラミング言語および Web アプリケーションフレームワークには、ハッシュテーブルの処理に起因してサービス運用妨害 (DoS) が発生する脆弱性が存在します。 リモートの第三者に利用された場合、システムの正常な動作が妨害される可能性があります。 影響を受けるソフトウェアが広範囲であり、脆弱性の悪用は容易であることが考えられるため、対象のユーザは可能な限り以下に記載する対策を実施することを推奨します。
4.解説 多くの Web アプリケーションで使用されるプログラミング言語では、HTTP リクエストのパラメータを保持するためにハッシュテーブルが利用されます。
Web アプリケーションで使用されるプログラミング言語および Web アプリケーションフレームワークには、ハッシュテーブルの実装に不備が存在するため、ハッシュ値が一致 (ハッシュ衝突) するパラメータを多数含む HTTP リクエストを処理した場合に、CPU 資源を大量に消費してしまう脆弱性が存在します。