ビューンは12日、『「ビューン」サービスに関わる閲覧履歴等のデータの取り扱いについて』と題する文章を発表した。 これは、昨年末に「電子書籍とプライバシー」というサイトが公開され、そのなかで問題が指摘されたことに対処したものだ。同サイトでは、「マガストア」と「ビューン」のiPhoneアプリが、明確なユーザーの同意なしで、電子書籍の読んだページ位置、端末IDや時刻、閲覧時間も含めて情報を収集し、特定サーバに送信している事実が指摘されており、ネットで話題となっていた。 ビューンでは、電子書籍サービス「ビューン」「ビューンfor Woman」において、閲覧履歴情報等を取得・利用していることを認めたうえで、「コンテンツの閲覧履歴(ページ閲覧数および媒体訪問者数)に応じて、コンテンツ提供元である新聞社・出版社・テレビ局の各社と売上金を分配するというビジネスモデルを採用している」ことを理由とした。そして「個人の特定を行うことができないことから、これら情報に関しては、『個人情報』には当たらないという認識に立ってサービスを提供してきた」としている。 一方で「ご利用の皆様に対して十分にご案内できていなかったことについては真摯に受け止め、今後は、サービス利用規約等に当該データを取得する旨を記載するなど、その事実を広く告知する」として改善することを明言した。利用規約等の変更についてはあらためて告知される予定。