株式会社アンラボは1月3日、「2012年予想 7 大セキュリティ脅威トレンド」を発表した。2012年度のセキュリティ脅威トレンドとして、「APT攻撃ルートの知能化」「PC用マルウェアレベルのスマートフォンマルウェア登場」「SNS を通じたセキュリティ脅威の増加」「アプリケーション脆弱性攻撃の局地化」「特定国家産業/基幹システム攻撃の試みの増加」「仮想化およびクラウド環境への攻撃本格化」「ネットワークにアクセスするシステムに対する攻撃増加」を挙げている。「APT攻撃ルートの知能化」では、会社内に持ち込みやすいスマートフォンや、セキュリティ管理が難しいサポート企業のアプライアンス/ソフトウェアなどを悪用した内部侵入も発生するとみている。また「PC用マルウェアレベルのスマートフォンマルウェア登場」では、感染効率を上げるために今までPC用マルウェアとして使われた技法が本格的に活用されるとしている。「SNS を通じたセキュリティ脅威の増加」では、短縮URL悪用事例がさらに増加する一方、SNS がAPT攻撃の経由地として利用される可能性があるとしている。