警察庁は12月27日、不正アクセス防止対策に関する官民意見集約委員会(官民ボード)による「不正アクセス防止対策に関する行動計画」をまとめ、発表した。特に、不正アクセス行為に関する新たな手口への対抗策やアクセス管理者による防御措置の具体的向上方策を、社会全体に対して具体的に示していく必要があるとしている。行動計画は「潜在化する不正アクセスの実態を適正に把握」「不正アクセスの実態や対策の普及啓発による態勢整備」「不正アクセスの対抗策を官民で研究・実施」として策定され、これにより不正アクセス行為の防止に関して、不正アクセス行為の発生件数などの実態を適正に把握した上で、効果的な普及啓発活動や的確な取締り・防御措置の実施を通じて、不正アクセス行為の発生件数の減少を図るとしている。