2011年はSpyEyeが台頭、EV SSLを欺く機能も(ラック) | ScanNetSecurity[国内最大級のサイバーセキュリティ専門ポータルサイト]
2017.10.19(木)

2011年はSpyEyeが台頭、EV SSLを欺く機能も(ラック)

脆弱性と脅威 脅威動向

株式会社ラックは12月16日、都内でプレス向けのブリーフィングを開催し、同社サイバーセキュリティ研究所 新井悠氏が、2011年最も印象が強かった脅威として、SpyEyeの概要説明を行った。

SpyEyeはマルウェアを作成するソフトウェアで、バージョンアップを繰り返し進化を続けており、対アンチウイルス検知テストサービスの提供など周到なサポートで知られる。SpyEyeで作成されたマルウェアもSpyEyeと呼ばれる。海外では、7,000ドルで同ソフトを購入し使用したノルウェー在住のエストニア人が現地警察に逮捕され、11月25日に禁固1年8ヶ月の有罪判決を受けているが、新井氏によれば検挙されるのは低レベルの単独犯だという。

同社のセキュリティ監視センター「JSOC(Japan Security Operation Center」が収集したウイルス検知割合によれば、昨年は表面化していなかったSpyEyeが4月以降台頭しており、Windows Vista や Windows 7 などのセキュリティに力を入れたOSが感染している。

SpyEyeは、ポータルサイト等のID/PASSや、クレジットカード番号、金融機関の暗証番号、FTP等のID/PASS、デスクトップ画面などを窃取する他、SpyEyeが作成したバーチャルなWebページにアクセスさせる機能も持ち、EVSSLで署名されたバンク・オブ・アメリカを偽装したWebページの画像が示された。

また新井氏は、2012年の予測として、海外で報告されている、警察を装って罰金の支払いなどを求める詐欺の日本語版の登場が近いと警告した。
《ScanNetSecurity》

関連記事

Scan PREMIUM 会員限定記事

もっと見る

Scan PREMIUM 会員限定記事特集をもっと見る

Scan BASIC 会員限定記事

もっと見る

Scan BASIC 会員限定記事特集をもっと見る

[Web小説] サイバー探偵 工藤伸治の事件簿サーガ (シーズン 1~6 第1話)

もっと見る

[Web小説] サイバー探偵 工藤伸治の事件簿サーガ (シーズン 1~6 第1話)特集をもっと見る

カテゴリ別新着記事

脆弱性と脅威 カテゴリの人気記事 MONTHLY ランキング

  1. OSSに潜在する訴訟・脆弱性リスク

    OSSに潜在する訴訟・脆弱性リスク

  2. 「JP1/秘文」で作成した自己復号型機密ファイルに、DLL読込に関する脆弱性(HIRT)

    「JP1/秘文」で作成した自己復号型機密ファイルに、DLL読込に関する脆弱性(HIRT)

  3. 「DLL読み込み」の脆弱性の公表件数が急増、対策方法を紹介(IPA)

    「DLL読み込み」の脆弱性の公表件数が急増、対策方法を紹介(IPA)

  4. Apache Struts 2 において REST プラグインでの XML データ処理の不備により遠隔から任意のコードが実行可能となる脆弱性(Scan Tech Report)

  5. Apache Tomcat において値検証不備により JSP ファイルがアップロード可能となる脆弱性(Scan Tech Report)

  6. 10月10日に「Office 2007」の延長サポートが終了、しかし40万台が今も利用(トレンドマイクロ)

  7. Apache Tomcatにおける、任意のファイルをアップロードされる脆弱性を検証(NTTデータ先端技術)

  8. マイクロソフトが10月のセキュリティ更新プログラムを公開、すでに悪用も(IPA)

  9. インシデントは「スキャン」が半数、フィッシングサイト報告件数は千件超え(JPCERT/CC)

  10. 偽の警告文を表示する詐欺サイトが急増、警察庁を装い罰金を要求するケースも(キヤノンITS)

全カテゴリランキング

特集

★★Scan PREMIUM 会員限定コンテンツにフルアクセスが可能となります★★
<b>★★Scan PREMIUM 会員限定コンテンツにフルアクセスが可能となります★★</b>

経営課題としてサイバーセキュリティに取り組む情報システム部門や、研究・開発・経営企画に携わる方へ向けた、創刊19年のセキュリティ情報サービス Scan PREMIUM を、貴社の事業リスク低減のためにご活用ください。

×