円高関連倒産、今年過去最多(東京商工リサーチ) | ScanNetSecurity[国内最大級のサイバーセキュリティ専門ポータルサイト]
2017.10.19(木)

円高関連倒産、今年過去最多(東京商工リサーチ)

製品・サービス・業界動向 業界動向

東京商工リサーチは、為替水準での円高が定着している中「円高」関連倒産動向の調査結果を発表した。

11月の円高関連倒産は、10月の9件を上回り、今年最多の10件発生した。今年1~11月の累計は、金融ADR制度の効果で通貨デリバティブ損失による倒産が減少した影響で前年同期比18.4%減の53件とマイナス。ただ、最近は増勢が目立つ。

53件の産業別では、「卸売業」が34件で全体の6割以上を占めた。次に「製造業」で17件だった。

さらに細かな業種別では、「機械器具卸売業」が11件、「繊維・衣服等卸売業」が8件、「飲食料品卸売業」が5件、「その他の卸売業」が4件となった。

形態別では、「破産」が35件で全体の66%を占めた。次に「民事再生法」が12件、「銀行取引停止」が5件と続く。

10月、11月と件数が今年最多を連続更新するなど動きが出てきた。通貨デリバティブ損失倒産も10月と11月で9件となり前年を上回った。高水準の円高が続くなかで、中小企業の対応力にも影響が出ている模様だ。

同社の調べによると東証1部、2部に上場するメーカー90社の約9割が今年10月以降の想定為替レートを1ドル=70円台に変更している。トヨタ自動車は納入先サプライヤーに対して円高などを理由に原価低減を要請するなど、国内製造業の下請けはコスト削減への対応も余儀なくされており、10月以降の円高関連倒産が増加していることは、こうした状況を反映しているとみられる。

円高関連倒産、今年過去最多…11月 東京商工リサーチ

《編集部@レスポンス》

関連記事

Scan PREMIUM 会員限定記事

もっと見る

Scan PREMIUM 会員限定記事特集をもっと見る

Scan BASIC 会員限定記事

もっと見る

Scan BASIC 会員限定記事特集をもっと見る

[Web小説] サイバー探偵 工藤伸治の事件簿サーガ (シーズン 1~6 第1話)

もっと見る

[Web小説] サイバー探偵 工藤伸治の事件簿サーガ (シーズン 1~6 第1話)特集をもっと見る

カテゴリ別新着記事

製品・サービス・業界動向 カテゴリの人気記事 MONTHLY ランキング

  1. 次世代FW+Sandbox+SIEM+SOCの管理体制が限界を迎えるとき~三年後を先取りするVectra Networks社製品とは

    次世代FW+Sandbox+SIEM+SOCの管理体制が限界を迎えるとき~三年後を先取りするVectra Networks社製品とは

  2. Raspberry PiにKali linuxをセット、「ホワイトハッカ育成ツール」発売(スペクトラム・テクノロジー)

    Raspberry PiにKali linuxをセット、「ホワイトハッカ育成ツール」発売(スペクトラム・テクノロジー)

  3. 30年度サイバーセキュリティ政府予算730億円、防衛省と厚労省が各45億円超(NISC)

    30年度サイバーセキュリティ政府予算730億円、防衛省と厚労省が各45億円超(NISC)

  4. 自分の利用しているサーバの状況を確認する方法 不正中継確認

  5. ルートゾーンKSKロールオーバーのプロセス開始、DNSパケットサイズに注意(JPRS)

  6. 新アルゴリズムを開発、古い制御システムでもサイバー攻撃対策が可能に(日立)

  7. Apache Strutsの脆弱性リスクの有無を判断できるツールを無料配布(Black Duck Software)

  8. 顔認証システムの現状、顔写真を使った「なりすまし」も3Dデータ照合で防ぐ

  9. ルートゾーンKSKロールオーバーの「新KSKでの署名開始」を延期(JPRS)

  10. マルウェア侵入の検知を高精度化するAI技術を開発、侵入前後の違いを検知(富士通研究所)

全カテゴリランキング

★★Scan PREMIUM 会員限定コンテンツにフルアクセスが可能となります★★
<b>★★Scan PREMIUM 会員限定コンテンツにフルアクセスが可能となります★★</b>

経営課題としてサイバーセキュリティに取り組む情報システム部門や、研究・開発・経営企画に携わる方へ向けた、創刊19年のセキュリティ情報サービス Scan PREMIUM を、貴社の事業リスク低減のためにご活用ください。

×