独立行政法人 情報処理推進機構セキュリティセンター(IPA/ISEC)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は12月8日、CA Technologiesが提供するシングルサインオンとWebアクセス制御ソリューション「CA SiteMinder」にクロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。「CA SiteMinder R6 SP6 CR6 およびそれ以前」および「CA SiteMinder R12 SP3 CR7 およびそれ以前」には、XSSの脆弱性(CVE-2011-4054)が存在する。この問題が悪用されると、ユーザのWebブラウザ上で任意のスクリプトが実行される可能性があり、結果として情報漏えいやサービス運用妨害(DoS)攻撃などを受ける可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。