内閣官房情報セキュリティセンター(NISC)は12月5日、第6回目となる「CIIREX 2011」の概要について発表した。CIIREXは、大規模なIT障害の要因となり得る事態が発生した場合に、重要インフラ各分野が的確に情報共有・連携し、IT障害の未然防止やIT障害に係る被害の最小化・早期復旧を図ることができるよう、重要インフラ事業者等の協力を得て分野横断的演習を実施するもの。2006年度から行われている。CIIREX 2011は12月12日の12時から18時30分、東京都千代田区永田町にある株式会社三菱総合研究所の会議室において開催される。10分野の重要インフラ事業者等、14セプター、分野横断的演習関係有識者、重要インフラ所管省庁などの機関が参加予定で、約140名が参加する。検証課題には「停電等に伴うサービス障害の発生から復旧段階に至るまでの技術的対応」「関係部署・外部事業者との連絡のあり方」「事業継続計画(BCP)等の発動、解除」「サプライチェーンの混乱、風評・デマや標的型攻撃への対応」「自職場環境における演習の効果」が挙げられている。