日本損害保険協会は東日本大震災関連で支払われた地震保険金の総額が11月24日時点で、1兆1849億円になったと発表した。支払件数は72万5868件。前回実績を公表した11月9日時点と比べると支払額で0.6%、支払件数では1.0%それぞれ増えたことになる。都道県別の支払状況は、宮城県が5492億円(支払件数25万4801件)で最も多く、全体の46.3%を占めた。次いで福島県の1523億円(同7万4823件)、茨城県の1492億円(同10万2734件)となった。24日時点の地震保険に関する調査依頼や契約内容などの問い合わせ受付件数は83万8105件。このうち実際に保険金を支払ったものや、調査しても支払に至らなかったケース、問い合わせ内容が解決したものなどを合わせた調査完了件数は82万6389件で、98.6%が対応を終えたことになる。