ビジネス ソフトウェア アライアンス(BSA)は9月6日、同メンバー企業であるアドビ システムズ インコーポレーテッド、オートデスク インク、マイクロソフト コーポレーションの3社が同日、関東所在のコンピュータソフト企画制作会社(A社)によるビジネスソフトウェアの著作権侵害に関し、総額4億3,774万1,088円で和解が成立したと発表した。本件は、BSAへ寄せられた情報提供を端緒とする事案の和解総額として、世界最高額となるもの。本件に関する情報提供は、BSAが組織内違法コピーの問題解決のために設置している情報提供窓口への通報が端緒となり発覚したもの。A社の著作権侵害発覚後、BSAメンバー企業の依頼により行われたA社への社内調査の過程において、アドビが著作権を所有する製品「Adobe Photoshop」など、オートデスクの「Autodesk MAYA」など、およびマイクロソフトの「Microsoft Office」などの違法コピーが合計約1,300本発見された。A社による著作権侵害の解決に向け、権利者であるアドビ、オートデスクおよびマイクロソフトの代理人が、A社の代理人との間で協議を重ねていた。(吉澤亨史)http://www.bsa.or.jp/press/release/2011/0906.html