独立行政法人 情報処理推進機構セキュリティセンター(IPA/ISEC)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は8月26日、ASUSが提供するギガビット対応無線ルータ「RT-N56U」に管理パスワードが漏えいする脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。「RT-N56U ファームウェアバージョン 1.0.1.4」には、機器の管理パスワードが記載された設定ページへの接続に認証が要求されないため、管理パスワードが漏えいする脆弱性が存在する。この問題が悪用されると、リモートの攻撃者に管理パスワードを取得される可能性がある。なお、初期設定でこの機器に接続できるのは LAN 内のユーザのみとなっている。JVNでは、本脆弱性がファームウェアバージョン 1.0.1.4oで修正されていることから、ベンダの提供する情報をもとにファームウェアをアップデートするよう呼びかけている。(吉澤亨史)http://jvn.jp/cert/JVNVU200814/