マイクロソフト株式会社は8月5日、2011年8月度のセキュリティ情報の事前通知を発表した。発表によると、セキュリティ情報の公開は8月10日で、13件のパッチ公開を予定している。内容は、最大深刻度「緊急」のもの2件と「重要」のもの9件、「警告」のもの2件。「緊急」の2件はMicrosoft WindowsあるいはInternet Explorerが影響を受けるもので、リモートからコードを実行される脆弱性となっている。「重要」はMicrosoft Windowsが影響を受けるもの6件とMicrosoft Officeが影響を受けるもの1件、Microsoft開発ツールなどが影響を受けるもの2件となっており、リモートコード実行や特権の昇格、DoS、情報漏えいといった脆弱性となっている。これらの適用時には、ほとんどの場合再起動が必要となる。なお、「悪意のあるソフトウェアの削除ツール」も更新される予定だ。(吉澤亨史)http://www.microsoft.com/japan/technet/security/bulletin/ms11-aug.mspx