株式会社フォティーンフォティ技術研究所(FFR)は7月20日、三井物産セキュアディレクション株式会社(MBSD)とマルウェアおよび脆弱性対策ソリューションの開発とその提供について業務提携したと発表した。この提携は、「Operation Aurora」に代表されるAPT攻撃のようなゼロデイの脆弱性攻撃を搭載した標的型攻撃が増加しており、既知の情報をベースとしたウイルス対策ソフトやIPSをはじめとしたセキュリティアプライアンスだけではこれらの脅威に対応しきれなくなってきている現状に対応するもの。今回の提携により、FFRの製品や技術をMBSDのサービスに組み込むことで、国内最高レベルのマルウェア対策サービスを提供していく。第1弾として7月より、「Origma+」を使った「Web感染型マルウェア診断サービス」の提供を開始する。本サービスでは、ユーザのWebサイトおよびそのリンク先において、マルウェアが設置されていないかを1日1回以上診断を行うことで、Web感染型マルウェアや改ざんといった脅威に対応する。独自シグネチャを追加し、検知精度の向上を図るとともに、セキュリティ専門家による安心の運用と対応を提供し、低価格で高品質なサービスを実現している。(吉澤亨史)http://www.fourteenforty.jp/