検証は、Windows XP Professional SP3およびFirefox 3.6.12を検証ターゲットシステムとして実施した。検証は、ターゲットシステムにFirefoxを通じて、細工されたWebページを閲覧させ、Firefoxの脆弱性を利用した攻撃コードを実行することで任意のコードを実行させるというもの。検証に用いたコードは、ターゲットシステム上から特定のサーバ、ポートへコネクションを確立させるように誘導し、システムの制御を奪取するもの。検証の結果、誘導先のコンピュータ(Debian)上にターゲットシステム(Windows XP)のプロンプトが表示された。これにより、ターゲットシステムの制御の奪取に成功したことが検証された。 (吉澤亨史)