vsftpd 2.3.4に含まれたバックドアに関する検証レポートを発表(NTTデータ先端技術) | ScanNetSecurity
2024.04.19(金)

vsftpd 2.3.4に含まれたバックドアに関する検証レポートを発表(NTTデータ先端技術)

NTTデータ先端技術株式会社は7月6日、vsftpd 2.3.4に含まれたバックドアに関する検証レポートを公開した。これは、vsftpdのバージョン2.3.4のソースファイル「vsftpd-2.3.4.tar.gz」にリモートから任意のコードの実行を可能にするバックドアコードが含まれていたというも

調査・レポート・白書・ガイドライン 調査・ホワイトペーパー
NTTデータ先端技術株式会社は7月6日、vsftpd 2.3.4に含まれたバックドアに関する検証レポートを公開した。これは、vsftpdのバージョン2.3.4のソースファイル「vsftpd-2.3.4.tar.gz」にリモートから任意のコードの実行を可能にするバックドアコードが含まれていたというもので、バックドアコードを含んだ状態でvsftpdをインストールおよび起動すると、特定の文字列「:)」を含むユーザ名でFTP接続した際にバックドアポートであるTCP6200番がオープンする。バックドアポートにリモートから接続すると任意のコマンドが実行可能となる。同社では今回、このバックドアの再現性について検証した。

検証は、Debian 6.0およびバックドアコードを含んだvsftpd 2.3.4を検証ターゲットシステムとして実施した。検証は、ターゲットシステム上でバックドアコードを含んだvsftpdを起動し、ターゲットシステムにFTP接続を実施しオープンしたバックドアポートであるTCPポート6200番に接続するというもの。事前にFTPサーバに認証を行い、TCP6200番に接続するとターゲットシステム(Debian 6.0)上のシェルが表示された。これにより、ターゲットシステムの制御の奪取に成功したことが検証された。
(吉澤亨史)

http://security.intellilink.co.jp/article/vulner/110706.html
《ScanNetSecurity》

Scan PREMIUM 会員限定記事

もっと見る

Scan PREMIUM 会員限定記事特集をもっと見る

カテゴリ別新着記事

「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」
「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」

ページ右上「ユーザー登録」から会員登録すれば会員限定記事を閲覧できます。毎週月曜の朝、先週一週間のセキュリティ動向を総括しふりかえるメルマガをお届け。(写真:ScanNetSecurity 名誉編集長 りく)

×