工藤伸治のセキュリティ事件簿 シーズン2「V-CRY」 第22回「逃走」 | ScanNetSecurity[国内最大級のサイバーセキュリティ専門ポータルサイト]
2018.09.23(日)

工藤伸治のセキュリティ事件簿 シーズン2「V-CRY」 第22回「逃走」

※本稿はフィクションです。実在の団体・人物・事件とは関係がありません※

特集 フィクション
>>第 1 回から読む

「被害者に関する情報を全てこちらに渡してもらう。もしも、その中から1年以内にネット詐欺の被害者が出たら、無条件にあんたのせいだと判断して、こちらの持っている情報を警察に届ける」

オレは威圧的な口調で、顔を寄せた。

「わかりました。おっしゃる通りにします」

中山は、あっさりと頭を下げた。正直、オレは拍子抜けした。もっと粘って抵抗すると思っていたのだ。普通、そうするものだろう。なんで、ごまかしたり逃げようとしたりしないんだろう。

その時、オレの頭に電撃が走り、背中に鳥肌が立った。こいつは、犯人じゃない、という直感が走った。

「どうしました?」

オレの様子が変わったのに気がついた中山が、いぶかしげな声を出した。

「誰に頼まれた?」

オレは低い声で、かまをかけてみた。

中山の顔色が変わった。間違いない。こいつは犯人じゃない。

《ScanNetSecurity》

Scan PREMIUM 会員限定記事

もっと見る

Scan PREMIUM 会員限定記事特集をもっと見る

カテゴリ別新着記事

★★Scan PREMIUM 会員限定コンテンツにフルアクセスが可能となります★★
<b>★★Scan PREMIUM 会員限定コンテンツにフルアクセスが可能となります★★</b>

経営課題としてサイバーセキュリティに取り組む情報システム部門や、研究・開発・経営企画に携わる方へ向けた、創刊19年のセキュリティ情報サービス Scan PREMIUM を、貴社の事業リスク低減のためにご活用ください。

×