独立行政法人情報処理推進機構(IPA)は6月16日、株式会社ジャストシステムが提供する日本語ワープロソフト「一太郎シリーズ」における脆弱性に関する注意喚起を発表した。本脆弱性情報は、6月13日にIPAおよびJPCERT/CCが製品開発者自身から脆弱性および対策情報の連絡を受けたもの。本脆弱性の影響を受けるソフトは「一太郎」「一太郎ガバメント」「一太郎ポータブル」「一太郎Pro」「一太郎ビューア」としている。同シリーズには、文書ファイルを読みこむ際に任意のコードを実行される脆弱性が存在する。この脆弱性を悪用されると、同シリーズがインストールされたコンピュータ上で任意のコードを実行される可能性がある。ジャストシステムでは、本脆弱性を解消する対策済みバージョンを公開しており、ユーザに更新するよう呼びかけている。(吉澤亨史)http://www.ipa.go.jp/about/press/20110616.html