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2018.09.21(金)

工藤伸治のセキュリティ事件簿 シーズン2「V-CRY」 第19回「登記簿記載事項」

※本稿はフィクションです。実在の団体・人物・事件とは関係がありません※

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オレは、さっそくRMTエクスバンクの登記簿をチェックして、代表の名前と住所を確認した。中山徹というのが代表だった。知っている人は知っているが、登記簿には社長の住所がばっちり書いてある。法人化しているバーや飲み屋のママの住所なんかすぐにわかって便利だ。

会社の住所を貸し出すサービスを使っていたり、知り合いの会社の住所を借りていたりするとやっかいだが、幸いに犯人は普通に住所を登録していた。郊外のマンションの一室だった。ということは、自宅兼用かもしれない。まあ、ネットショップなんかをやってる連中には、よくあることだ。今どき、ちゃんと都内に事務所を構える必要なんかない。ほとんどひとりでやっているなら、自宅で充分。カッコつけたいなら、住所を貸してくれるサービスを使えばいい。

中山の資産状況を調べてみると、消費者金融に八十六万円の借金があり、それが最近一括で返済されていた。偽アンチウイルスソフト詐欺で稼ぎはじめた時期と一致する。こいつで間違いないだろう。

その次に、趣味じゃないが、ネットゲームに参加しておとり捜査をすることにした。オレが、そのRMT業者からゲーム内通貨を買ってみるのだ。

《ScanNetSecurity》

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