株式会社ラックは6月9日、ソニーのプレイステーション・ネットワークからの情報漏えいを受け、企業向けに緊急対策セミナーを開催する。同セミナーは、当初6月2日、6日の2回開催としていたものの、募集開始から2日間で約170名の定員が満席となったため、急遽9日の追加開催を決定した。9日の募集人数は85名。中堅企業から上場企業が同セミナー参加者の中心で、情報システム部門だけではなく、CIOやCISOなどの意思決定を行う経営管理層の参加が通常よりも多いことが今回の特徴だという。また関東圏だけではなく、大阪や名古屋からの参加者もあり、2時間の無料セミナーへの名阪からの参加は同社でもあまり例がないという。同社広報は「企業担当者は、侵入されて重要な情報を持って行かれるという不安があるだけではなく、一部の参加者には、ソーシャルメディアを介して特定ブランドや企業への攻撃の機運がネット全体に瞬時に広範囲に拡がることにも不安を感じている例もあるようだ」と語っている。(ScanNetSecurity)情報流出緊急対策セミナー流出背景と企業が今すぐ実施すべき対策(株式会社ラック)http://www.lac.co.jp/event/20110602.html