ソニックウォールは4月25日、ネットワークセキュリティおよびリモートアクセスに関するアンケートの結果を発表した。このアンケートは3月3日から3月28日にかけて、企業システムのネットワーク関連業務に従事している人を対象に、「ネットワークセキュリティの現状と課題」および「リモートアクセスとスマートフォンの利用状況」について調査したもの。回答者数は324件。調査結果によると、ネットワーク外部からの脅威に対して、全体の80%以上が「ファイアウォール」および「PC用ウイルス・スパイウェア対策」を導入していた。より高度な対策となる「ゲートウェイ用ウイルス対策・スパイウェア対策」や「不正侵入検知・防止(IDS/IPS)」などの導入は全体の30%前後にとどまっている。ただし、統合セキュリティ機能を持つアプライアンス製品に対する興味は75%と高い。リモートアクセスとスマートフォンの利用状況については、社外から社内LANへのアクセスを許可しているのは全体の65%。また15%が、今後リモートアクセスの導入を予定・検討している。リモートアクセス端末としてのスマートフォン導入率は全体の9%であったが、一方で研究中・導入予定・検討中を合せた導入予備層は合計44%となっている。(吉澤亨史)http://www.sonicwall.com/japan/index.html