独立行政法人 情報処理推進機構セキュリティセンター(IPA/ISEC)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は4月4日、一般的にIPsecの実装とともに使用される「IPComp(RFC 3173)」の受信処理にメモリ破損の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。なお、本脆弱性を使用した攻撃コードが公開されている。KAMEプロジェクトやNetBSDプロジェクトなどでIPCompおよびIPsecを実装しているコードには、細工されたIPCompペイロードを処理する際にスタックベースのバッファオーバーフローが発生する可能性(CVE-2011-1547)がある。この問題が悪用されると、リモートの攻撃者によりDoS攻撃を受けたり任意のコードを実行される可能性がある。JVNでは、各ベンダや配布元が提供する情報をもとに本脆弱性に対応したパッチを適用するよう呼びかけている。なお、IPComp(プロトコル番号 108)パケットをフィルタリングすることで、本脆弱性の影響を軽減できる。(吉澤亨史)http://jvn.jp/cert/JVNVU668220/