また、今回確認された攻撃は攻撃対象を絞って行われている。攻撃で使用されているSQL命令は、指定したテーブル内の特定のカラムの情報を書き換えようとするもの。指定されるテーブル名やカラム名は攻撃対象ごとに異なっていた。攻撃者は攻撃先Webサイトで使用されているテーブル名やカラム名を得るために、2月から3月中旬頃にかけてSQLインジェクションの脆弱性の有無や、データベース情報の調査を目的としたSQLインジェクション攻撃を行っていたことが確認されている。この「調査攻撃」は日本国内でも確認されたが、いずれも失敗に終わっている。
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Linux の GSM ドライバにおける Use-After-Free の脆弱性(Scan Tech Report)
2024 年 1 月に公開された、Linux カーネルの脆弱性を悪用するエクスプロイトコードが公開されています。攻撃者は当該脆弱性の悪用により、一般権限での侵入に成功した OS の管理者権限が奪取可能です。Linux カーネルのアップデートにより対策してください。
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訃報:セキュリティの草分けロス・アンダーソン氏 死去 67 歳、何回分かの生涯に匹敵する業績
彼は英国王立協会のフェローでもあり、ニュートン、ダーウィン、ホーキング、チューリングが名を連ねる「知の殿堂」入りを果たしていた。
ピアツーピアシステムとハードウェアの耐タンパー性における草分け的存在である彼は、チップや銀行の暗証番号カードなどの安全な設計に長年取り組み大きな影響を与えた。そして、ATM におけるセキュリティ上の欠陥を公表するというアンダーソンの取り組みにより、世界中で ATM の設計が変更されることとなった。 -
ガートナー クラウドクッキング教室 ~ CCoE 構築の重要性
最後に、ハンキンス氏はクラウドセキュリティ全体像を戦略メニューとして図示した。上記で説明したソリューションやツール、各種フレームワークやプラットフォームが、機能や用途ごとに俯瞰できるものだ。この図は、ガートナーのクラウドセキュリティのコンサルティングの戦略ベースを示したものといってもよい。自社のセキュアクラウドを構築するときの「レシピ」として利用することができるだろう。