>>第 1 回から読む
相沢との楽しくない打ち合わせを終えたオレは、沢近という女友達とのデートに出かけた。ぽっちゃりした体型で、抱き心地がいい。頭の中身は不思議ちゃんなので、コミュニケーションに少々難があるが、それも持ち味だ。アラレちゃんみたいなセルフレームの眼鏡をかけているのも、オレ的にはポイントが高い。つまり、オレはむちむちの眼鏡女が好きなのだ。
「また遅刻ですね」
オレがレストランに着くと、すでに沢近は来ていた。遅れたんだから、当たり前か。
「悪い。ちょっと仕事がたてこんでね」
「へー」
沢近は、オレの言葉を真に受けていないようだが、それほど怒っているようでもない。ちょっと安心した。オレは笑いをとろうと思って、最近のクライアント、つまり相沢の間抜けぶりを話してきかせた。だが、一向に沢近は、のってこない。
「いつも思うんですけど、工藤さんって最低ですよね」
沢近は、さらりとひどいことを言った。
「なんで?」
相沢との楽しくない打ち合わせを終えたオレは、沢近という女友達とのデートに出かけた。ぽっちゃりした体型で、抱き心地がいい。頭の中身は不思議ちゃんなので、コミュニケーションに少々難があるが、それも持ち味だ。アラレちゃんみたいなセルフレームの眼鏡をかけているのも、オレ的にはポイントが高い。つまり、オレはむちむちの眼鏡女が好きなのだ。
「また遅刻ですね」
オレがレストランに着くと、すでに沢近は来ていた。遅れたんだから、当たり前か。
「悪い。ちょっと仕事がたてこんでね」
「へー」
沢近は、オレの言葉を真に受けていないようだが、それほど怒っているようでもない。ちょっと安心した。オレは笑いをとろうと思って、最近のクライアント、つまり相沢の間抜けぶりを話してきかせた。だが、一向に沢近は、のってこない。
「いつも思うんですけど、工藤さんって最低ですよね」
沢近は、さらりとひどいことを言った。
「なんで?」