マカフィー株式会社は2月3日、2011年1月のサイバー脅威の状況を発表した。ウイルスでは7位にランクインしているマスメイラー型ウイルス「W32/Xirtem@MM」は、約2年前に登場して以来、ずっと亜種が作成されており、今月になって日本でもランクインするほど感染が広がっている。感染すると、感染したPCを操作するBackDoorやパスワード情報を盗むトロイの木馬がインストールされるため、注意が必要としている。また、「VBS/LoveLetter@MM」は古いスクリプトタイプのウイルスで、2ちゃんねるなどにコードを投稿するといういたずらが行われていた。1月に2ちゃんねるの一部のサーバが侵入を受けた事態に便乗して古いいたずらが多発したことから、ランクインしたと考えられる。ウイルス検知数の上位は、会社数では1位が「Generic!atr」、2位が「Generic PWS.ak」、3位が「PWS-Gamania.gen.a」。データ数では1位が「W32/Almanahe.c」、2位が「Generic.dx!upv」、3位が「W32/Conficker.worm.gen.a」。マシン数では1位が「Generic!atr」、2位が「Generic PWS.ak」、3位が「W32/Conficker.worm.gen.a」となっている。またPUP検知数の上位は、会社数では1位が「Generic PUP.x」、2位が「Adware-OptServe」、3位が「Generic PUP.d」。データ数では1位が「Proxy-OSS」、2位が「MWS」、3位が「Adware-OptServe」。マシン数では1位が「Generic PUP.x」、2位が「MySearch」、3位が「Adware-OptServe」となった。(吉澤亨史)http://www.mcafee.com/japan/about/prelease/pr_11a.asp?pr=11/02/03-2