独立行政法人情報処理推進機構 セキュリティセンター(IPA/ISEC)は2月3日、2011年1月度の「コンピュータウイルス・不正アクセスの届出状況」を発表した。また、「スマートフォンのウイルスに注意!」として、一般利用者向けに、まずスマートフォンにまつわるウイルスの脅威について説明し、その後、最近発見されたAndroidに感染するウイルスの特徴とともに、その感染予防策について具体的に説明している。1月のコンピュータウイルス届出状況では、ウイルス検出数は約2.3万個と、12月の約2.3万個から同水準の推移となった。届出件数は1,106件となり、12月の874件から26.5%の増加となっている。コンピュータ不正アクセス届出状況では、1月の不正アクセス届出件数は12件で、このうち6件に何らかの被害があった。相談件数は41件で、このうち11件が何らかの被害に遭っている。被害届出の内訳は、なりすまし6件であった。ウイルス・不正アクセス関連相談総件数は1,463件で、このうち「ワンクリック不正請求」に関する相談が442件(12月は474件)、「偽セキュリティソフト」に関する相談が17件(12月は17件)、Winnyに関連する相談が3件(12月は4件)、「情報詐取を目的として特定の組織に送られる不審なメール」に関する相談が1件(12月は0件)などとなっている。(吉澤亨史)http://www.ipa.go.jp/security/txt/2011/02outline.html