2010年、サイバー犯罪は大きな転換期を迎えた--Ciscoレポート(シスコシステムズ) | ScanNetSecurity
2024.03.29(金)

2010年、サイバー犯罪は大きな転換期を迎えた--Ciscoレポート(シスコシステムズ)

シスコシステムズ合同会社は1月21日、米Ciscoによる「2010年度シスコ セキュリティレポート」を発表した。詐欺組織のターゲットがWindowsベースのPCから、他のオペレーティングシステムやスマートフォン、タブレットといったプラットフォーム、そしてモバイルプラットフ

脆弱性と脅威 脅威動向
シスコシステムズ合同会社は1月21日、米Ciscoによる「2010年度シスコ セキュリティレポート」を発表した。詐欺組織のターゲットがWindowsベースのPCから、他のオペレーティングシステムやスマートフォン、タブレットといったプラットフォーム、そしてモバイルプラットフォーム全般に移りつつあり、サイバー犯罪が大きな転換期を迎えたとしている。

スパムでは、2010年はインターネット史上初めてスパム数が減少した年となった。しかし地域的にみるとフランス、ドイツ、英国などの先進経済国では増加しており、特に英国は前年から99%増加した。逆に、昨年スパム受信国の上位だったブラジル、中国、トルコではスパム数が大幅に減少しており、特にトルコでは87%の減少となった。この傾向は、ISPの尽力によりWaledacやPushdo/Cutwailなどのボットネットを閉鎖に追い込んだことが一因としている。また、詐欺組織でのマネーミュール(現金運び屋)の必要性が高まっており、2011年にはサイバー犯罪者の主要な投資対象になるとみている。
(吉澤亨史)

http://www.cisco.com/web/JP/news/pr/2011/001.html
《ScanNetSecurity》

Scan PREMIUM 会員限定記事

もっと見る

Scan PREMIUM 会員限定記事特集をもっと見る

カテゴリ別新着記事

「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」
「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」

ページ右上「ユーザー登録」から会員登録すれば会員限定記事を閲覧できます。毎週月曜の朝、先週一週間のセキュリティ動向を総括しふりかえるメルマガをお届け。(写真:ScanNetSecurity 名誉編集長 りく)

×