独立行政法人 情報処理推進機構セキュリティセンター(IPA/ISEC)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は1月21日、Lunascapeが提供するWebブラウザ「Lunascape」に意図しないDLLを読み込んでしまう脆弱性が確認されたと「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。Lunascape 6.3.4 およびそれ以前には、DLL読み込みに関する脆弱性が存在する。Lunascapeは、HTMLファイルを開く際に特定のDLLを読み込むが、DLL検索パスに問題があり、意図しないDLLを読み込んでしまう。この問題が悪用されると、プログラムを実行している権限で任意のコードを実行される可能性がある。本脆弱性はLunascape 6.4.0で修正されているが、このバージョンには不具合があったとして公開を取り下げている。ユーザは1月19日にリリースされた6.4.1にアップデートするよう呼びかけている。(吉澤亨史)http://jvn.jp/jp/JVN94695018/