独立行政法人 情報処理推進機構セキュリティセンター(IPA/ISEC)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は12月24日、Microsoft WMI Administrative ToolsのWBEMSingleView.ocx ActiveXコントロールに任意のコードが実行される脆弱性が確認されたと「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。Microsoft WMI Administrative Toolsには、WBEMSingleView.ocx ActiveXコントロールのAddContextRef()およびReleaseContext()関数のオブジェクトポインタ処理に起因する脆弱性が存在する。この問題が悪用されると、細工された HTMLドキュメントを閲覧した場合に、ユーザの権限で任意のコードが実行される可能性がある。現時点でMicrosoftから対策方法は公開されておらず、JVNではActiveXコントロールを無効にすることで本脆弱性の影響を軽減できるとしている。http://jvn.jp/cert/JVNVU725596/index.html