株式会社ネットフォレストは4月9日、2009年3月のウイルス・スパムレビューをDr.WEBにおいて発表した。3月は、オンライン詐欺のためにマルウェアが使用されるケースが増加し、またボットネットの規模拡大を目的としてマルウェア作者がより攻撃的なテクニックを採用している。迷惑メール配信事業者は自分たちのサービスを紹介する迷惑メールを大量にばら撒いているが、これも世界的な不景気の影響で広告主が減少しているためと思われる。 ボットネットでは、TdssボットネットおよびShadowボットネットをより効率的に拡大するため、ウイルス作者たちは新たなテクニックを採用している。アンチウイルスベンダ各社によるセキュリティに関する推奨事項に従わないユーザが多いため、リムーバブルメディアやネットワーク共有を介して感染する伝統的な拡散方法も未だに有効だ。サイバー詐欺では、3月には、サイバー詐欺で使用される数多くの手法がウイルス定義データベースに新しく登録された。http://drweb.jp/news/20090409_2.html