ネットエージェント株式会社は5月13日、Shareによる著作権侵害でユーザーが逮捕された5月9日前後(2008年5月7日〜12日)のP2Pファイル共有ソフト「Share」のノード数の検知結果を発表した。これは、5月9日に京都府警ハイテク犯罪対策室などにより、「Shareを使用して人気アニメ番組を著作権の権利者に無断でアップロード、送信可能状態にしていた」として、会社員2人と大学生1人が著作権法違反(公衆送信権侵害)の容疑で逮捕されたことを受けたもの。これまで「匿名性が高い」と言われてきたShareの第一次発信者が逮捕されたことを踏まえ、逮捕報道がなされた5月9日周辺のShareのノード数に対する影響の状況を調査した。その結果、調査対象となった期間中、休日となる先週末のノード数においても、事件報道直後でありながらほぼ同様に17万台のノード数が観測された。同社はこの結果から、多くのShareユーザはダウンロードを目的としていること、そして現在までダウンロードをメインとしたユーザに対しては、Shareを含むファイル交換ソフトでの逮捕者が出ていないことを踏まえ、今回の事件によって利用状況には大きな変化はないというのが現状であることがうかがえるとしている。http://forensic.netagent.co.jp/share_node.html