フィッシング対策協議会は3月3日、「2007/11 APWG レポート日本語版」および「2008/1 国内フィッシング情報届出状況」を公開した。「フィッシング行為最新事情レポート」では、フィッシング対策実務者グループ(APWG)がそのWebサイト上あるいはグループ宛ての電子メーで報告を受けたフィッシング攻撃の事例を分析したもの。APWGが保有するフィッシング攻撃の事例に関する情報データベースは、メール詐欺およびフィッシング行為についての最も包括的なインターネット・アーカイブとしている。またAPWGでは、会員企業によるクライムウェアの傾向(タイプ、発生数、拡散の仕方)について調査した結果をまとめている。フィッシング情報届出状況によると、2008年1月における届出件数は過去1年の平均を大幅に下回る4件、フィッシングメールおよびフィッシングサイトの件数についても同様で、ともに3件であった。また、フィッシングによりブランド名を悪用された企業の件数は3件となっている。http://www.antiphishing.jp/news/000062.html