ギリシャで有名な私立病院に関わる企業スパイ事件が明らかになったと、9月29日、ヘラルドトリビューン系ギリシャの英字新聞、『Kathimerini』が伝えている。情報漏洩で逮捕されたのは34歳の女性で、7月半ば頃、勤務していた病院の業務に関連するファイルを女性個人のメールアドレス宛に送信していたという。女性は犯行の数日前に、辞表を提出していた。女性はその後、別の病院に勤務していた。この病院は、情報を盗み出した前の勤務先のライバル、つまり競合相手だった。『Kathimerini』では、女性の名前や病院名などの詳細は明らかにされていない。しかし、不正に送付されたファイルは病院のクライアントの情報や、経理部の財務諸表のようだ。情報は競合相手の病院の手に渡っていたと見られている。警察はさらに女性の自宅を捜索して、同様のファイルが入った2つのハードディスクを発見した。内部関係者による情報漏洩の問題は目新しいものではない。社員のPCにトロイの木馬が仕掛けられ、いつの間にか情報が漏れていたなどといった報道が後を絶たない。最近では…【執筆:バンクーバー新報 西川桂子】──※ この記事は Scan購読会員向け記事をダイジェスト掲載しました購読会員登録案内 http://www.ns-research.jp/cgi-bin/ct/p.cgi?w02_ssw