今まで6回にわたり、注目度の高い情報セキュリティ資格について解説してきた。最終回である今回は、これまで取り上げた資格をタイプ別に分類し、組織として、もしくは個人として、どの資格を狙うべきかを考察する。●各資格のタイプ分類 本連載で取り上げた資格は下記の通りである。 [1]MCAセキュリティ (マイクロソフト) >> http://www.microsoft.com/japan/learning/mca/mca_security.mspx(記事) https://www.netsecurity.ne.jp/7_4800.html [2]情報セキュリティアドミニストレータ (IPA;国家資格) >> http://www.jitec.jp/1_11seido/h13/ss.html(記事) https://www.netsecurity.ne.jp/7_4891.html [3]Security+ (CompTIA) >> http://www.comptia.jp/cont_certif_10.html(記事) https://www.netsecurity.ne.jp/7_4951.html [4]VCA/VCE (ベリサイン) >> http://www.verisign.co.jp/training/definition.html(記事) https://www.netsecurity.ne.jp/7_5028.html [5]SCTA (シマンテック) >> http://www.symantec.com/region/jp/education/certification/index.html(記事) https://www.netsecurity.ne.jp/7_5028.html [6]CCSP (シスコ) >> http://www.cisco.com/japanese/warp/public/3/jp/event/tra_ccc/ccc/certprog/paths/professional/ccsp.shtml(記事) https://www.netsecurity.ne.jp/7_5028.html [7]CIWセキュリティ・プロフェッショナル >> http://www.ciw-japan.com/cur/cur_sec.html(記事) https://www.netsecurity.ne.jp/7_5124.html [8]CISSP ((ISC)2) >> https://www.isc2.org/japan/(記事) https://www.netsecurity.ne.jp/7_5266.htmlこれらを技術的要素とマネジメント要素のどちらが強いか、固有の技術・方式に依存するか一般的かの傾向により、以下の四象限にプロットした。 固有 [6][4] | [5] | | [1] | | 技術 ─────+───── マネジメント | | [3] [7] [8] | [2] | 一般・中立この図を元に、各資格の取得意義について考えてみよう。・第一象限・・・(該当資格なし)・第二象限・・・[1]、[4]、[5]、[6]技術的要素、固有要素が強い資格。該当ベンダの製品やサービスを扱う技術者、上級ユーザが身につけたい資格である。資格認定者は、その分野における技術者としての即戦力が期待される。特に取得困難なものであれば、中途採用時には、かなりのアピールポイントとなろう。・第三象限から第四象限・・・[3]、[7]、[2]セキュリティに関する基本・応用知識をバランス良く広く持っていると評価される。ユーザ部門のセキュリティ担当や管理者として最適。しかし、セキュリティ製品・サービスを提供する側の専門家として評価されるには、このタイプの資格以外に、第二象限および第四象限の資格を合わせ持つ必要がある。基礎がある分、専門性の高い資格にもチャレンジしやすいはずだ。新卒採用時には、かなりアピールできる。・第四象限・・・[8]セキュリティ・マネジメントの専門性が高いタイプ。技術者よりもコンサルタント的感覚が強い。とはいえ、技術的要素も押さえた上でのマネジメントであり、ISMSの高まりと共に、今後取得希望者が増加するであろう分野だ。【執筆:株式会社アイドゥ 井上きよみ http://www.eyedo.jp】── この記事には続きがあります。 全文はScan Security Management本誌をご覧ください。 https://www.netsecurity.ne.jp/14_3697.html