Black Hat Japan 2005 特別企画 Black Hat CEO ジェフ・モス氏 × Scan編集部 インタビュー 〜日本のセキュリティコミュニティはどこへ向かうのか?〜
1.セキュリティホール情報の取扱 永遠の課題ディスクロージャーポリシー
国際
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1.セキュリティホール情報の取扱 永遠の課題ディスクロージャーポリシー
編集部(以下、SCAN): ジェフ、まず最初に君に聞きたいのはセキュリティ関係者にとって永遠の課題ともいえるセキュリティホール情報の取扱についてだ。僕の印象ではセキュリティに携わる技術者の多くはいわゆる「フルディスクロージャー」を支持していると思う。しかし、その一方では企業の経営者、マネジメント側や官公庁の役人は「フルディスクロージャー」がお気に召さないようだ。最近の日本の法制度は明らかに「フルディスクロージャー」とは逆方向に向っている。 Black Hat は「フルディスクージャー」派だと思うんだけど、あっているかな?
ジェフ氏(以下、JEFF): うーん、Black Hat は責任ある「フルディスクージャー」を続けてきているね。責任ある「フルディスクージャー」ってのはベンダへの通知済みの「フルディスクージャー」と思ってくれ。もし、誰かが新しいセキュリティホールについて Black Hat で発表したいと言ってきた場合、僕らはちゃんと発表前にベンダへの通知を行うように促すんだ。 それに Black Hat という公開の場で「フルディスクージャー」について議論することで、「フルディスクージャー」についての僕らの考え方は進化している。 「フルディスクージャー」についての過去の Black Hat での議論はWEBから読めるのでぜひ参照して欲しい。
─────────────────────────────────── □ Black Hat Japan 2005 Briefings 開催概要 開催地:東京 新宿 京王プラザホテル 年月日:2005年10月17日(月)〜18日(火) 受講料:84,000円(税込) U R L :https://www.netsecurity.ne.jp/14_4253.html
《ScanNetSecurity》