金融機関からの確認メールを装い、口座番号やパスワードといった個人情報を奪取しようとするフィッシング詐欺に対し、米NCLによって専門対策サイト「phishinginfo.org」がオープンした。ここでは、フィッシング詐欺に関する最新情報や、対策のための注意点などを公開している。具体的には、通常メールなどによって金融機関が個人情報を確認しないこと、不審なメールが届いたらリンクをクリックせず直接金融機関に電話などで問い合わせることなどを注意している。 また、フィッシング詐欺用の個人ツールが公開され、セキュリティベンダが警告を発している。「build-your-own phish」というこのツールには、フィッシング詐欺に必要な偽のメッセージを作成できるツールや、銀行とクレジットカードのアカウント番号といった消費者をだますための合法的に見えるWebサイトが含まれている。従来は偽のサイトを構築する必要があったが、このツールを使えば誰でも簡単にフィッシング詐欺が行えるようになるという。phishinginfo.orghttp://www.phishinginfo.org/Security Pipeline:Do-It-Yourself Phishing Kits Lead To More Scamshttp://nwc.securitypipeline.com/29111950