株式会社富士通研究所と富士通株式会社は、リアルタイムで暗号化が可能なデジタル・ビデオ・ストリーミング技術Comet DVIPsec(コメット ディーブイ アイピーセック)を用いて遠隔手術を支援するシステムを構築し、2月13日に行われた愛媛県立中央病院と東京大学医学部附属病院間での遠隔手術の支援を行って、その性能を実証した。今回構築したシステムは、愛媛県立中央病院の手術室からデジタルビデオ(DV)品質の内視鏡映像を暗号化して東京大学医学部附属病院に送り、その映像を東京大学医学部附属病院の専門医がリアルタイムで見ながらアドバイスを行えるというもの。患者のプライバシーを保護するための通信データの暗号化には、3DESの168ビットの暗号鍵を256個用意し、IPパケット毎に違う鍵を使って暗号化する方式が採用されている。http://pr.fujitsu.com/jp/news/2003/02/19.html