スパム対策、不正中継のチェックと防御方法に関するレポートを発表 | ScanNetSecurity
2024.04.25(木)

スパム対策、不正中継のチェックと防御方法に関するレポートを発表

 Scan編集部は7月16日、ネットワーク事件情報を取り扱うメールマガジンScan Incident Report誌にて、スパムメール対策として「不正中継メールサーバのチェックと防御方法」を発表した。下記は、同レポートからの抜粋である。

製品・サービス・業界動向 業界動向
 Scan編集部は7月16日、ネットワーク事件情報を取り扱うメールマガジンScan Incident Report誌にて、スパムメール対策として「不正中継メールサーバのチェックと防御方法」を発表した。下記は、同レポートからの抜粋である。

 「スパムメール」とは、「登録された正規のユーザでもないヤツが、勝手に人のサイトのメールサーバを使って、何千何万とばら撒いたメール」のことである。このように、勝手に人のサイトのメールサーバを使うには、オープンリレー、第三者中継などと呼ばれる設定になったメールサーバを使う。有名なメールサーバソフトウェア、sendmailの最新版はすでに8.12.5(2002/7現在)で、まさかそんな古いバージョンが未だに生きているなんて、信じられないかも知れない。しかし、未だに居るのだ。そして、スパムメールをばら撒こうとするヤツはそういうメールサーバを狙っている。

 このような事態に陥らないために、まずはオープンリレー状態を是正したい。前述のsendmailであれば最低でもバージョンは8.8.8以降にして、設定でリレーを無効にする。他にpostfixやqmailはデフォルトでリレー無効状態になっている。
 さらにメール送信機能も制限することができる。IPアドレスやドメイン、メールアドレスそのものやメールアドレスに含まれる特定文字列など、他にもさまざまな制限が可能だ。指定したIPアドレスからのメール送信要求を受けたり、あるいは指定したIPアドレス「以外」からのメール送信要求を受け付ける、という設定ができる。
 設定で制限する方法の他に、メール送信するのに認証を必要とさせる方法もある。

 設定を行なったら適正にリレー無効となっているかチェックする便利なサイトがある。( http://www.nanet.co.jp/rlytest/relaytest.htmlhttp://www.abuse.net/relay.htmlhttp://www.rbl.jp/svcheck.php など。あるいはメールサーバからtelnet relay-test.mail-abuse.orgなど。)ごく簡単な手間で弱点がすぐに洗い出せるため、リレー無効に設定変更した後などにもぜひ試したい。


詳しくは Scan Incident Report をご覧ください。
http://shop.vagabond.co.jp/m-sir01.shtml
《ScanNetSecurity》

Scan PREMIUM 会員限定記事

もっと見る

Scan PREMIUM 会員限定記事特集をもっと見る

カテゴリ別新着記事

「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」
「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」

ページ右上「ユーザー登録」から会員登録すれば会員限定記事を閲覧できます。毎週月曜の朝、先週一週間のセキュリティ動向を総括しふりかえるメルマガをお届け。(写真:ScanNetSecurity 名誉編集長 りく)

×