◆概要:
マイクロソフト社のInternet Explorer (IE)ウェブブラウザの最新のパッチは、新たに発見された5つの脆弱性を修正する。中でも最も深刻な脆弱性は、コードの不正実行を可能にするものである。
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◆概要: マイクロソフト社のInternet Explorer (IE)ウェブブラウザの最新のパッチは、新たに発見された5つの脆弱性を修正する。中でも最も深刻な脆弱性は、コードの不正実行を可能にするものである。
最初の脆弱性は、IEに含まれるローカルリソースファイルのクロスサイトスクリプティングバグに関連したもの。問題は、このファイルに入力を正しく検証できないHTMLウェブページが含まれていることである。この欠陥の悪用する攻撃者は、ターゲットユーザーになりすましてローカルコンピューターゾーンでスクリプトを実行できるようになる。さらに攻撃者は、この脆弱性を悪用するURLを含むウェブページを作成し、これをウェブサーバー上でホストするか、HTML対応の電子メールとして送信する。ユーザーがこのウェブページを表示してURLをクリックすると、ローカルリソースに注入されたスクリプトがローカルコンピューターゾーンで実行され、制限の一部を回避できるようになる。Mitre社のCommon Vulnerabilities and Exposures(CVE)の論説委員会では、この脆弱性にCAN-2002-0189の識別番号を付与している。