◆概要: 2002年5月1から3日に開催された「2002 CanSecWest」セキュリティ会議において、2人の発表者が、マイクロソフト社の.NETフレームワークで発見された脆弱性を利用する「ゼロデイのコード」を発表した。 1つ目の一連の脆弱性利用コードは、マイクロソフト社がウェブベースの完全なアクティブサーバーページ(ASP).NETアプリケーションを構築しているユーザーに対して推奨した「IBuySpy」サンプルの開発者用ソリューションキットに関連を持つ(ID# 107862, March 4, 2002)。このキットは、ASP .NETアプリケーション作成の最良方法を示すための実用例である。各キットにはドキュメント化されたソースコードが含まれ、このソースコードをカスタマイズアプリケーションの作成時にテンプレートとして使用するようマイクロソフト社はユーザーに勧めている。 Digital Oefense社のセキュリティ専門家H.D. Moore氏は、この特別なソリューションキットにUnicodeの脆弱性を発見し、2つのプロジェクトファイルがすべてのインターネットユーザーからアクセス可能になるよう構築されてしまうと指摘している。Unicode攻撃の詳細情報は、 http://www.owasp.org/asac/canonicalization/unicode.shtml で入手が可能である。Moore氏のウェブサイトは http://www.digitaloffense.net である。 w00w00 Security Developmentに所属するハッカーであるk2は、他の一連の脆弱性利用コードを発表した。本レポート作成時には、k2が発表した .NETの脆弱性利用コードに関する詳細情報は入手不可能である。K2は「2001 CanSecWest」会議において、Unixサーバーの侵入に使用する攻撃スクリプトの検知を不可能にする新手法を詳細に発表した(ID# 103303, April 5, 2001)。彼は、侵入検知システムによって攻撃スクリプトが探知されないようにする、自作のADMutateソフトウェアの機能を説明した。 CanSecWestのウェブサイトは http://www.cansecwest.com で、. NETのウェブサイトは http://microsoft.com/net/default.asp である。◆情報ソース:・iDEFENSE Intelligence Operations, May 02, 2002・CNet.com ( http://news.com.com/2100-1001-898219.html ), May 02, 2002・Microsoft Corp. ( http://www.microsoft.com/net/default.asp ), May 03,2002・The Open Web Application Security Project (OWASP) ( http://www.owasp.org ), May 03, 2002・w00w00 Security Development (WSD) ( http://www.w00w00.org ), May 03, 2002・H.D. Moore ( http://www.digitaloffense.net ), May 03, 2002・CanSecWest 2002 ( http://www.cansecwest.com ), May 03, 2002◆分析: (iDEFENSE 米国) 現在 .NETに深刻なセキュリティ問題が多く存在することが、アンダーグラウンドのハッカー集団の間で知られている。これらの脆弱性利用コードは、.NETの人気が高まり普及するにつれて一般に公開されると見られている。最新のWindows Updateには .Netインストールファイルが含まれるため、.NETが大半のサーバー上で、必須ではないにせよサポートされるようになる可能性が大きい。 IDEFENSE情報局は、これらの脆弱性利用コードの正式リリースおよびその関連情報について継続して報告する予定である。※この情報はアイ・ディフェンス・ジャパン ( http://www.idefense.co.jp/ )より提供いただいております。 アイディフェンス社の iAlert サービスについて http://shop.vagabond.co.jp/p-alt01.shtml 情報の内容は以下の時点におけるものです。 【14:21 GMT、05、03、2002】