web ベースの管理者用インタフェースは、限られた利用者(それもくわしい人である可能性が高い)に利用されているため、危険度はそれほど大きくないと思われる方もいるかも知れない。 しかし、実際には、管理者用インタフェースには、一般利用者向けのものよりも潜在的な危険が多い可能性も高いのである。 例えば、管理者が保有する情報は、漏洩した場合、危険度の高いものが多い。管理用ツールのID、パスワードはもとより、その他のシステムのID、パスワードなども盗まれる可能性がある。クロスサイトスクリプティングを用いて、ID、パスワードの入力を求める画面を表示して入力されたものをそのまま攻撃者のもとに届ければよい。 物理的な管理用クライアントの場所や管理者が特定されるだけでも場合によっては危険である。
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web ベースの管理者用インタフェースあるいは管理者用ツールの場合、攻撃可能な個所が一般の web 閲覧よりも多く存在する。