豪Computer Associates 社のJakub Kaminski 氏は、プラハで開催されたコンピュータウイルス関連のカンファレンスで「コンピュータ・ウイルスや分散型サービス使用不能攻撃(DDoS)の被害に遭うOS はWindows ばかりでない。今年に入り、Unix、SolarisそしてLinux もその攻撃対象となりつつあり、専門家らは警戒感を強めている」と述べた。特に、一月中旬に発生して広範囲に被害を及ぼしたRamen ワームなど、Linux を狙ったワームがここ一年で急増しているという。 「Linux をターゲットに書かれた様々な悪意あるソフトウェアが増えており、多数のLinux ワームも出回っている。それらのワームは基本的に、トロイの木馬型ウイルスと似たような機能を持ち、DDoS 攻撃に悪用される危険性がある」と同氏は警告した。さらに、Linux システムの普及に伴い、シェル・スクリプトとバイナリコードの混合種を使用したプラットフォーム間を横断するウイルスが増加すると予測した。 FreeBSD、NetBSD そしてOpenBSD などいくつかのBSDシステムもまたウイルスの脅威にさらされている。理由は、それらのシステムは a.out やELF などのLinux バイナリをエミュレートする機能を持っているからだ。「Linux ウイルスは複製機能を持っており、Linux ライブラリを適切にインストールしていないことが問題を引き起こす原因だ」とKaminski 氏は指摘し「Code Red やNimda ワームなどによるDDoS 攻撃が成功したことで、ウイルス作成者は新たな攻撃対象をセキュリティ不備のあるLinux やSolarisシステムに見い出すだろう」と予測した。