GMOサイバーセキュリティ byイエラエ株式会社は8月31日、台湾の国立台北科技大学(北科大)および電信技術センター(TTC)と、低軌道(LEO)衛星のサイバーセキュリティでの業務提携を発表した。
同社は8月20日に、北科大およびTTCと、低軌道(LEO)衛星のサイバーセキュリティに関する研究開発、および台湾・日本間の産学官連携プラットフォームの構築を目的とした覚書(MOU)を締結し、LEO衛星システムのリスクアセスメント、セキュリティ基準の策定・普及、人材育成を共同で推進し、衛星システムにおけるセキュリティ水準の向上を目指す。
三者提携では、リスクアセスメント、サイバーセキュリティ基準の策定・普及、人材育成の3点に重点を置いて取り組みを進め、本MOUを通じて三者は、技術交流および共同研究のための長期的な仕組みを構築する。本提携における3つの取り組みは下記の通り。
1.LEO衛星のサイバー脅威を分析
LEO衛星のミッション特性、システムアーキテクチャ、通信環境を踏まえ、衛星本体、地上管制システム、通信リンク、ユーザー端末、および関連するサプライチェーンに影響を及ぼし得るサイバー脅威を分析し、LEO衛星システムに適した脅威モデルおよびリスクアセスメント手法を構築。
2.LEO衛星に適したセキュリティ基準を策定
衛星通信、サイバーセキュリティ検証、技術研究、産業実務における三者それぞれの専門性を組み合わせ、LEO衛星システムに適したサイバーセキュリティ要件、リスクアセスメント手法、検証・妥当性確認の仕様を策定。
3.宇宙×サイバーセキュリティ人材を育成
共同研究、技術ワークショップ、テーマ別交流、研究者の相互派遣、人材育成プログラムなどを通じて、衛星工学、通信技術、サイバーセキュリティの各分野を横断した連携を推進し、宇宙システムとサイバーセキュリティの両分野に精通した実務人材を育成。
GMOサイバーセキュリティ byイエラエ 取締役CGOの林彦博氏は「衛星システムは、従来の情報システムとは異なる運用環境と攻撃対象を有しています。より実践的な脅威モデルや検証手法を構築するためには、衛星工学、通信技術、そして攻撃者視点を統合したアプローチが求められます。本三者提携を通じて、当社がこれまで脆弱性診断、ペネトレーションテスト、脅威分析で培ってきた知見をLEO衛星分野に展開し、実用性の高いサイバーセキュリティ技術を共同で開発してまいります。」とコメントしている。
