東京都江戸川区は6月29日、区立中学校での個人情報が保存されたSDカードの紛失について発表した。
これは区立中学校に勤務する教員が、生徒の個人情報が含まれるSDカードを学校外に持ち出し、紛失したというもの。
当該教員は2025年12月に、教材作成、書類作成の参考とするために生徒の個人情報が記載されたデータを自身のSDカードに保存し、以降、鞄に入れて持ち歩いていたが、2026年6月12日午後7時頃から知人と都内で飲食し、翌6月13日午前1時頃に友人らは帰宅したが、当該教員はSDカードが入った鞄を足元に置き、屋外のベンチで約50分間眠り込み、同日午前2時20分頃にタクシーで自宅に帰宅し、鍵を開けようとした際に鞄がないことに気付き、すぐに現地に戻り周辺を捜索したが、見つからなかったという。
同区では、当該教員が本来使用を認められていない個人所有のSDカードを使用していたこと、データを持ち出す際に管理職の許可を得ておらず、適正な手続きを取っていなかったこと、持ち出したデータを適切に管理していなかったことが原因としている。
SDカードに含まれるデータは下記の通り。なお、6月29日時点でSDカードは見つかっていない。
・ファイル
平成26年度から令和7年度の間に当該中学校で作成した学級通信、座席表、卒業証書、進路関係書類、校内行事の写真など:107点
・含まれる個人情報
生徒の氏名、生年月日、写真、成績等
・対象者
平成26年度から令和7年度までに在籍していた一部卒業生及び令和8年度第3学年の一部生徒:計904名
同校では6月29日に、対象の卒業生と全校生徒の保護者に対する臨時保護者会を開催し、事案の説明と謝罪を行う。
当該教員は6月13日午前5時頃に、現地付近の交番に遺失物届を提出している。
当該教員から報告を受けた校長は6月17日に、同区教育委員会に報告している。
同区教育委員会事務局教育指導課大川千章課長は「関係者の皆さまにはご迷惑・ご心配をおかけし深くお詫び申し上げます。改めて個人情報の適正な取り扱いについて周知し、再発防止に努めてまいります。」とコメントしている。
同区では各学校に対し、個人情報の適正な管理について改めて徹底するよう周知を行うとのこと。




