Okta Japan株式会社は7月17日、企業におけるAIツールの利用実態を調査した「Okta Enterprise AI Index」を発表した。
同調査は、Okta Platform(Auth0を除くOkta Workforce Identity)からの匿名化されたエンタープライズSSOデータを基に、2022年6月から2026年6月までの期間に109のAI製品・ツールを追跡し、74の製品スイートに統合して分析を行っている。
同調査では、既存の巨大プラットフォームと新興スタートアップを公平に比較するため、2022年6月からの4年間における「顧客成長率4倍」を数学的な境界線(しきい値)として設け、顧客成長率が4倍を超える「AI-native」(AIネイティブ)と、4倍以下の「AI-enhanced」(AI強化型)の2つに企業を分類し、その上で、同期間の企業アカウント純増数に基づき、AIアプリケーションの成長率トップ30のランキングを算出している。
なお、同調査および急成長AIアプリのトップ30ランキングは、すべてのAIツールを網羅するものではなく、生成AIの導入の勢いが特に著しい6つの機能カテゴリ(基盤モデル、開発者ツール、エンタープライズ検索、コラボレーションと生産性、音声文字起こしと会議AI、クリエイティブスイート)を対象としている。
同ランキングで、最も高い純増数を記録したアプリケーションをベンチマークスコア「100」としてインデックス化した結果、「AIネイティブ」企業のAnthropic(スコア100.0)とOpenAI(スコア66.9)が1位と2位を独占している。また、すでに巨大な顧客基盤を持つGoogle Workspace(スコア59.8)やGitHub(スコア56.6)といった「AI強化型」の既存企業が3位と4位にランクインしている。
同調査では、トップ30内に新興スタートアップと既存企業の両方が名を連ねていることについて、「企業がどちらか一方を選ぶのではなく、新しいユースケースのために特化したスタートアップのAIツールを採用しつつ、定評のある既存企業のAIツール利用も同時に拡大させていることを示してい」るとしている。
