アイコムソフト株式会社は6月22日、5月27日に公表した同社サーバへの不正アクセスについて、最終報を発表した。
同社では5月1日に、同社のホームページとメールシステムを構築するサーバに外部の第三者からの不正アクセスを確認しており、被害拡大を防止するためにネットワークの遮断等の対応を実施するとともに、外部専門家の協力のもとで被害範囲の特定、原因や侵入経路の調査を開始していた。
外部専門家による詳細な調査の結果、被害のあったサーバで情報窃取の痕跡は確認されず、当該サーバ内の情報が漏えいした可能性は低いとの評価を受けているが、不正アクセスによりサーバ管理者権限が取得されていた事実を踏まえ、情報漏えいの可能性を完全に否定することはできないとしている。
また、被害サーバで利用していたサーバ管理ソフトウェア「cPanel/WHM」の脆弱性が悪用され、認証を回避した不正アクセスが発生したことが原因であると判明している。
漏えいの可能性があるのは、同社メールサーバ内に保存されていたメールデータ及び添付ファイルに含まれる個人情報で、対象となる情報には取引先担当者の連絡先情報のほか、業務上取り扱っていた下記の個人情報が含まれる。
・個人情報の項目
メールアドレス
会社名
部署名
氏名
電話番号(メール本文等に記載がある場合)
その他、メール本文及び添付ファイルに含まれる情報
同社では、対象となる取引先と顧客に個別に連絡を行っている。
同社では下記の再発防止策を実施しているとのこと。
・ホームページサーバの再構築
・メールシステムの再構築
・管理画面への多要素認証の導入
・アクセス制御の強化
・メールセキュリティ対策の実施
・認証情報の見直し及び管理強化
・継続的な脆弱性管理及び監視体制の強化




