quarantine, reject 設定は157社 69.8% ~ 日経225企業のDMARC導入実態調査 | ScanNetSecurity
2026.05.26(火)

quarantine, reject 設定は157社 69.8% ~ 日経225企業のDMARC導入実態調査

 株式会社TwoFiveは5月21日、なりすましメール対策実態調査の最新結果(2026年5月時点)を発表した。

調査・レポート・白書・ガイドライン
日経225企業DMARC導入状況(n=225)(企業数ベース)
  • 日経225企業DMARC導入状況(n=225)(企業数ベース)
  • 日経225企業強制力のあるポリシー設定状況(企業数ベース)
  • 日経225企業ドメインのDMARC保護対象ドメイン率(ドメイン数ベース)
  • 証券会社のDMARC 導入・適用状況

 株式会社TwoFiveは5月21日、なりすましメール対策実態調査の最新結果(2026年5月時点)を発表した。

 同調査では、日経225企業が管理・運用する9,301ドメインと日本証券業協会の協会員企業が管理・運用する421ドメインを対象に、送信ドメイン認証技術DMARCの導入実態について調査している。

 日経225企業では、全225社のうち213社(94.7%)が少なくとも1つのドメインでDMARCを導入しており、1年前の2025年5月(92.4%)から2.3ポイントの増加となっている。なお、Googleメール送信ガイドラインの改定発表前である2023年5月と比較すると32.5ポイント増となっている。ドメインベースで見ると、全9,301ドメインのうち8,283ドメイン(89.1%)がDMARCを導入しており、1年前から3.4ポイント増となっている。

 DMARC導入済み213社のうち少なくとも1つのドメインで強制力のあるポリシー(quarantine、reject)を設定しているのは157社(全体の69.8%)で、1年前の53.8%から進展が見られた。

 ドメインベースで見ると、213社が運用するDMARC設定済みの3,627ドメインの内、強制力のあるポリシーに設定しているのは、1,007ドメイン(27.8%)で、1年前(19.8%)から増加したが、実質のドメイン数(DMARC未設定で組織ドメインの設定を継承するサブドメインを含む)にすると18.5%となり、80%以上のドメインがnone設定でモニタリングされているだけで、強制力のあるポリシーで保護されていない。

 日本証券業協会会員の企業ドメイン(200企業、421ドメイン)では、少なくとも1つのドメインでDMARCを導入している企業数は1年前の2025年5月は全体の約71.6%だったが、2025年11月には12企業増加して全体の約77.6%に、2026年5月は更に6企業増加して約81.0%となった。DMARCが適用されるドメイン率(DMARC設定している組織ドメインのポリシーを継承するDMARC未設定のサブドメインを含む)は、2025年5月の72.4%から90.7%へと18.3ポイント増加し、日経225企業ドメインの割合(2026年5月、89.1%)と比較しても高い適用率となっている。

 日本証券業協会会員の企業ドメインで、DMARC設定している組織ドメインのポリシーを継承するDMARC未設定のサブドメインも含めて、強制力のあるポリシー(quarantine、reject)が設定されて保護されているドメインの割合は48.7%で、日経225企業ドメイン(18.5%)と比較しても高い水準まで対応が進んだといえる。また、BIMIへの対応については、専用の証明書(VMC またはCMC)をDNS上に公開しているドメインが同期間で5ドメインから21ドメインに増加している。

《ScanNetSecurity》

関連記事

「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」
「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」

ページ右上「ユーザー登録」から会員登録すれば会員限定記事を閲覧できます。毎週月曜の朝、先週一週間のセキュリティ動向を総括しふりかえるメルマガをお届け。(写真:ScanNetSecurity 永世名誉編集長 りく)

×