独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は12月10日、Apache Struts 2におけるサービス運用妨害(DoS)の脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。影響を受けるシステムは以下の通り。
Apache Struts 6.0.0から6.7.4
Apache Struts 7.0.0から7.0.3
※すでにEOL(End-Of-Life)となった Apache Struts 2.0.0から2.3.37および2.5.0から2.5.33も本脆弱性の影響を受ける。
The Apache Software Foundationが提供するApache Struts 2には、サービス運用妨害(DoS)の脆弱性(CVE-2025-64775)が存在し、ファイルアップロード機能が有効になっている場合、multipart/form-dataリクエスト処理時に作成される一時ファイルが適切に削除されないことで、ディスク容量の枯渇を招き、サービス運用妨害(DoS)攻撃を受ける可能性がある。
JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。なお、本脆弱性は下記のバージョンで修正されている。
Apache Struts 6.8.0
Apache Struts 7.1.1
