JavaScript ライブラリ expr-eval および expr-eval-fork に任意のコード実行につながる脆弱性 | ScanNetSecurity
2025.12.09(火)

JavaScript ライブラリ expr-eval および expr-eval-fork に任意のコード実行につながる脆弱性

独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は11月14日、JavaScriptライブラリexpr-evalおよびexpr-eval-forkに任意のコード実行につながる脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。

脆弱性と脅威

 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は11月14日、JavaScriptライブラリexpr-evalおよびexpr-eval-forkに任意のコード実行につながる脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。影響を受けるシステムは以下の通り。

expr-eval 2.0.2およびそれ以前
expr-eval-fork 2.0.2およびそれ以前

 数式を評価するJavaScriptライブラリexpr-evalおよびexpr-eval-forkには、任意コード実行につながる脆弱性(CVE-2025-12735)が存在し、細工された入力データがevaluate()関数で評価されることで、任意のコマンドが実行される可能性がある。

 JVNでは、開発者が提供する情報をもとにパッチ(Pull Request #288.)を適用するか、アップデートするよう呼びかけている。なおexpr-eval-forkは、本脆弱性の対策を行ったバージョンv3.0.0をリリースしている。expr-evalについては、11月10日現在、アップデートなどの情報は確認されていない。

《ScanNetSecurity》

関連記事

「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」
「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」

ページ右上「ユーザー登録」から会員登録すれば会員限定記事を閲覧できます。毎週月曜の朝、先週一週間のセキュリティ動向を総括しふりかえるメルマガをお届け。(写真:ScanNetSecurity 永世名誉編集長 りく)

×