アイアール株式会社は2月4日、「ir-inc.jp」を詐称したなりすましメールへの注意喚起を発表した。
同社では2025年1月から、同社所有ドメイン「ir-inc.jp」を詐称したなりすましメールが急増していることをDMARCレポートで確認したという。
同社ではメールセキュリティ強化の一環としてDMARC(Domain-based Message Authentication, Reporting and Conformance)を導入し、同社からのメールが正規であることを保証するとともに、なりすましメールが受信者へ届かないよう対策を講じており、「ir-inc.jp」を詐称したメールの98%は受信メールサーバ側で排除されていることを観測しているが、受信メールサーバ側の設定によっては残りの2%が隔離扱いとなっている可能性がある。
同社では「ir-inc.jp」からのメールを受信した場合は、当該メールに記載されているリンクのクリックや添付ファイルを開かず、当該メールを削除するよう呼びかけている。
なお、同社が発信する正規のメールは、メールアドレスの末尾が「ir-inc.net」または「ir-inc.biz」で、「ir-inc.jp」からのメール送信は一切ないとのこと。