個人情報保護委員会は2月3日、「STOP!名簿流出」の啓発を目的としたTVアニメ「転生したらスライムだった件」とのコラボレーションについて発表した。
同会では、強盗、特殊詐欺などに使われないために、個人情報取扱事業者が個人情報保護法に基づき、適切に名簿を管理することが重要であるとしている。
個人情報取扱事業者には、事業で名簿等を利用している株式会社等の営利組織、自治会・町内会、同窓会、PTA、マンション管理組合、NPO法人、サークル等の非営利の団体や、個人で活動している個人事業主も該当し、3月から4月にかけては進学、就職等で人の移動が多い時期で名簿等を取り扱う機会が増加することを踏まえ、同会では学生や社会人など幅広い層に認知されている「転生したらスライムだった件」とコラボレーションし、幅広い層への啓発を行うとのこと。
同会では、ポスターの掲載やデジタルサイネージ広告などを実施するとともに、個人情報保護委員会公式Xなどを通じた情報発信を行い「STOP!名簿流出」の啓発を推進する。同会が作成したポスター(5種類)は、同会ホームページの啓発資料掲載ページに掲載しており、ダウンロードして活用できる。啓発資料掲載ページには、主に自治会等を対象とした、名簿の取扱いに関する基本的なルール等を紹介するフライヤーやパンフレットなども掲載している。